座間の事件のワクワク感
どうせ不謹慎とか被害者に失礼とか思われる。
でも、本心としてこの事件に凄くワクワクする。犯人がどれくらいのイカれたやつなのか気になるし、被害者との関係性も気になる。
他人事である限り、凶悪な事件でも割とエンタメ的に消費できてしまう。
311の時でさえも、僕はそれほど親身に何かを感じたり、考えたりしなかった。
募金とかはしたけれど、それは義務感や、そうする方が正しいから、そうしただけに思う。
絆とかそういうウェットな感情は無かった。
褒められた事ではないけれど、凶悪事件のウィキペディアの記事を読むのも好きだ。
こういう僕みたいな人は少なくないと思っている。
人は社会のルールや義務に縛られている。
それをどれくらい自覚したり、窮屈に思うかはかなりの個人差がある。
犯罪者というのは、そういう枠から外れた人達だ。だから、そこに惹かれるのはある意味では当然だと思う。
常識人には出来ない事をやってのけている彼らは、どうしようもないほど特別なのだ。
特に今回の事件が魅力的なのは、犯人に全く理解できる道理を見出せない事にある。
秋葉原連続通り魔事件や相模原障害者施設殺傷事件なんかは、犯人に主張があり、理解はできないけれど不憫に感じられる部分もあった。
ただ今回の事件は今の所、全くそういう部分が見えてこない。真に理解しがたい犯人である可能性が高い。その紛れも無いホンモノさにどうしようもなく魅力を感じてしまう。
しばらく僕はこの事件の進展を楽しみに生活してしまう。それを止めることはできない。
念のために書いておくと、こういう事件を起こしたいとか、犯人に憧れているわけでは無い。
ただ、口では平和が一番とかいいながら、たまには面白い事件が起こるのをどこかで望んでいる事を、否定はできないし、僕だけがそうでは無いと思っている。