ハロウィンとの正しい接し方を考える
ハロウィンを楽しめる人が羨ましい。
だけども、そういう人にはなりたくない。
僕はかなりワガママなようだ。
ハロウィンを思い切り楽しむ人たちを、パリピだアホだと馬鹿にしても、もはや虚しい。
なんというか、本心であっても言葉にした時点で負け惜しみの香りを放ってしまう。
望ましいのはこんなイベントがなかったことになって、平穏な10月に戻る事だ。
残念ながらそれは叶わない。せめて自分の中ではない事に徹したいが、こうして論じている時点でダメなのだ。
黙っていても、SNSやいろいろなメディアを通してハロウィンは存在を誇示してくる。
もう諦めて「ハロウィンを楽しめない己と向き合う日」として受け止める他に解決策はない。
どこでそのような人間になったのか、エンジョイ出来る人達との差はなんであるのか、これから毎年考えてみる事にする。
いちいちこんな事を気にせずに生きられれば良いのだけれど、それができないのが自分の下らなさだ。
たぶん、僕は臆病で面倒臭がりなのだ。
仮にハロウィンを楽しもうとすれば、準備に手間はかかるし、街に繰り出しはしゃぐのにはそれなりの勇気が必要だ。
冷静に考えるとかなりのエネルギーとバイタリティが必要に思える。
こう考えると、なんというか尊敬すら感じる。
彼らは人生を楽しむ事に迷いがない。
いろいろ考えてはみたけれど、やはり僕はハロウィンを楽しまないでグチグチしている自分の方が、ハロウィンを楽しめてしまう自分よりも好きなのだと思う。これが僕なりの人生の楽しみ方なのだろう。
今後は最も独自のハロウィンの楽しみ方を考えて実践していく事を目指したい。
うまく折り合いをつけること、何事にもそれが求められるのです。