みのむしXのブログ

過去のあれこれと。日々思ったことをとりあえずは書いていく。

この国は本気でやばいと思う

コロナ騒ぎやオリンピックのゴタゴタを見てるとこの国は本気でやばいと感じる。

もちろん、世界中の国で問題が露見しているけど、この国に特に深刻な問題もあると思える。

具体的には、為政者が責任から逃れようとする姿勢、国民を含めた全体的な危機意識のなさ、そして、その根本にはトップと現場での問題意識の乖離がある。

この辺のものは太平洋戦争か、それどころか日露戦争くらいから変わらない問題のようにも思える。

 

こんな自体になってもコロナ対策の給付も、ちぐはぐで規模も小さい商品券になりそうな有様。

自分自身の生活には大きな支障はまだないが、観光に携わる友人の会社は既に休業してしまっている。多くの、特に非正規で働いている人などが目先の家賃の支払いも困難になることは想像に難くない。

ところが、残念なことにこの国でそれなりの地位にいる人達は、そのような想像もできないらしい。

ニュースを見るにこのへんの事にアメリカやイギリスは日本と比較して迅速かつ的確に対応しているように見えるし、良し悪しはあれどリーダーシップを発揮しようとする気概は感じられる。その点ではどうしても見劣りするものを感じてしまう。

国会にしてもこの期に及んで森友学園の話に時間を割いている。森友学園の問題が些細な事とはとても言えないし、責任が追及されるべきではある。しかし、現状においてはコロナ対策を優先しなければ感染そのもの以上に経済的な問題で死人がてしまう。そういう事を踏まえて有事であるという前提での議論や提言がされないのなら、何のために国会や議員がいるのかわかない。

ここからは推測だが、こういった意識の乖離の原因の一つには議員の世襲があるように思う。

アメリカも世襲の議員は多いのでこの事だけが問題ではないが、一因ではあると考えている。

議員の家に生まれて、恵まれた生活をして、選挙も地場を引き継いだような人間では意識が違うのは当然だと思える。

これは議員も問題でもあるけれど、それを許容してきた有権者にも当然責任がある。

せめて地盤を引き継がないような制度や、党内で予備選をやるような仕組みくらいは作って欲しいと切に願う。