みのむしXのブログ

過去のあれこれと。日々思ったことをとりあえずは書いていく。

僕にアムウェイの勧誘をしてきた大バカ野郎へ

人生で初めてアムウェイの勧誘を受けた。

過去に何度か宗教の勧誘は受けたが、マルチの勧誘は初めてだった。

勧誘をしてきたのは仕事関係の人の飲み会で知り合った30台中盤の男性だ。同じ沿線に住んでたこともあり、誘われて5回くらい食事をした。職種も違う方で、自分としては新鮮な話も聞けるので悪い印象はなかった。今思えば、カモとして見られていたわかけで、ほんと人を見る目がないと反省。

そんな感じで、また誘いが来てなんでも「お世話になってる人」を紹介すると言ってきた。

この時点で嫌な予感はした。しかし、紹介してくれる人というのが、割と自分と近しい分野の人だったので筋は通るし、信じたい気持ちもあり、行くことにした。この気持ちを踏みにじられた事ものちに僕を大いに不快にさせた。

2人に会っていろいろ、仕事のこととかを話した。紹介された人とも話が合って盛り上がった。そして、その日は解散。勧誘とかもなかったのでその時は思い過ごしかと思ったが、後から振り返ると会話の端々に怪しい部分はふんだんにあった。紹介された人が、やたら儲かって自由にやってるとか、成功がどうとか、十分に気がつく要素はあったが、やはり僕には信じたい気持ちがあったせいで、この時点では気がつかなかった。振り返るとお人好しな自分に対しても腹が立つ。

後日、また2人に会うことになる。

その日は紹介された方の人の家に遊びに行くことになっていた。

元の知り合いと駅で待ち合わせて、時間まで公園のベンチで話していると、そいつがついに言った「今日の会なんだけどアムウェイの勉強会なんだ。アムウェイって知ってる?」

はい、終わった。僕は完全に心を閉ざした。

ようやく全てが繋がった。この知り合いの瞳の謎の輝きの意味もわかった。

いろいろ、アムウェイを正当化することを言ってきたが無視して僕は帰った。

不快感と失望感だけしか残らなかった。

その人の連絡先は全てすぐにブロックした。

 

 

以下は、僕がアムウェイやマルチを軽蔑する理由だ。思いつく限り上げていく。

 

1つ目に合法であればなんでも良いという考えが気にくわない。

アムウェイに代表されるマルチはネズミ講と違い合法だ。

アムウェイの会員はこのことを強く主張する

しかし、合法なら全て良いとは限らない。

パチンコも脱法ドラッグも合法だし。過去には人種差別も奴隷も合法だった。法律以前に己の倫理や価値観や正義に照らし合わせる事もしないのかと、、、。

 

2つ目にパーティで群れて楽しいアピール。

これがとにかく気色悪い。群れて楽しいことを必死にアピールする。大抵は高級な雰囲気の場所かバーベキューだ。労働から自由になってしたいことって、その程度の陳腐で下らない?と言いたくなる。また、カルトと同じでマルチ以外の知人から避けられるので、マルチのグループの中でしか盛り上がることができないのだ。

虚構と欺瞞と欲望のペラペラパーティ。

普通のパーティだって好きじゃない僕からすれば地獄の方がずっとマシだ。

 

3つ目に不安を煽り、不労所得をアピール。

老後の不安とか収入の不安を煽ってくる。

そして、彼らは不労所得の素晴らしさを説く。

僕は自営業なので、サラリーマンよりは確定申告の経験などから、売り上げと所得の違いや、経費についての概念が身についている。

マージンでセコセコ働かなくても、収入が得られると言うが、グルーブを維持するには勧誘を続ける必要があり、その活動も労働で経費がかかる。このことを理解していないか、意図的に伏せるようにしている。

この不安を煽り、心の隙間に入ろうとするやり方もまさしくカルトだ。

あと、僕は不労所得などそれほど欲しくはない。そら宝くじは当たったら嬉しいが、基本的には、労働や作ったものに対する評価により正当な収入が得たい。マルチ裕福に暮らすくらいなら、僕は貧乏で野垂死にする方を選ぶ。これは自分のプライドの問題でもある。

おそらく彼らは金と時間と仲間(笑)が全てなので、僕のこの考えは理解できないと思うし、理解されたくもない。

 

4つ目にリスクの大きさ。

細かくはもっと賢い人がいろいろ書いてるので、そういうのを見て欲しいが、マルチはリスクが高すぎる。

大抵のことにリスクとリターンがあるが、マルチは自分の信用と人間関係を質に入れて金に変えるようなものだ。失った信用も人間関係も金では、取り戻せない。それが質とは違うところ。多くをうしなった代わりに端金と、ヤバイ目をした仲間(笑)を手に入れたい人はやれいい。法律的にもグレーな部分が多く、勧誘の仕方も事前にマルチの勧誘であることを言わなければ特定商取引法の違反になる。僕の今回のケースもかなり黒に近いはずだ。

 

まだまだ、でてくるけどこの辺にしておく。

僕を勧誘した知り合いよ。これからはあなたは友達でもなければ、知り合いでもない。

僕は共通の知り合いに対しても、あなたがした事を話して注意を喚起する。

あなたは、信用を失い熱心に勧誘を続けるほど友達も失うだろう。

仮に万に一つあなたが、マルチで成功したとしても僕はあなたを軽蔑するし、哀れに思う。

あなたがしている事はそれだけのリスクがある。そして、リスクに人を巻き込むものだ。

あなたも心の隙間に付け込まれた被害者ではあるが、そっちら側に回った時点でもうおしまいなのです。

 

これだけ情報化が進んで、ネットでも調べれば悪評があるのに新たに飛び込む人がいることに呆れる。

一方では、情報化によって別の怪しげなビジネスもたくさん生まれている。

僕が嫌いなブラック企業もそうだが、これらの本質はカルトだ。人の心の弱さにつけ込んで逃げられなくする。

お金を儲けることは否定しないが、夢や理想を説くなら、その手段にも考えを少しは巡らせて欲しい。成功したい気持ちは理解できる。それでも人には超えてはいけないラインや、売ってはいけないものがあると僕は考える。

 

今はとにかく悲しいし、腹が立つ。

僕につけ込む隙があり、やり込めると思われた事も許せない。僕は決してリッチではないが、心までは貧しくない。

知り合いだった人は今後おそらく、辛い目にもあうと思う。悲しい事だが、助ける義理はもうなくなっている。

願わくば取り返しのつく段階で打ちのめされて、目を覚まして欲しい。

もう無関係な人よ、さようなら。